Midjourney、画像の「Thinking Mode」を試験提供。指示どおりの構図や文字入り画像に近づく可能性

Midjourneyがアルファ版サイトで画像生成の「Thinking Mode」の試験提供を始めました。生成済みの画像を「Rerun (Thinking)」で作り直す仕組みです。公式発表の内容と、企業・学校での使いどころ、注意点を整理します。

考えて描き直す画像生成、何が変わる?(AIニュース|Midjourne/10月8日発表)
Vendor
Midjourney
Announced
2026.10.08
Published
2026.10.10
Checked
2026-10-10 04:03
Reading
約6分
Supervisor
舟橋 遼亮(代表取締役CEO)

Midjourneyが、画像生成の新しい「Thinking Mode」をアルファ版サイトで試し始めました。社内資料や教材に使う画像で、指示どおりの内容や画像内の文字に近づけやすくなる可能性があります。ただしまだ試験段階で、正式提供の時期や料金は発表されていません。

この記事は、Midjourneyが2026年10月8日に公開した公式発表をもとに、2026年10月10日時点の情報で書いています。

何が発表されたか

Midjourneyは画像生成AIのサービスです。今回の発表は、新機能の試験提供と、利用者へのフィードバック(感想や改善点)の募集です。

  • 試験中の機能: 画像生成の「Thinking Mode」を試験しています
  • 提供場所: アルファ版サイト(alpha.midjourney.com)で試せます。アルファ版とは、正式提供の前に新機能を試すための版です
  • 使い方: 生成した画像(ジョブ)を拡大表示(ライトボックス)で開き、右下の「Rerun (Thinking)」を押します。生成済みの画像を、Thinking Modeで作り直す形です
  • 期待される効果: 社内のテストでは、プロンプト(指示文)への忠実さ、タイポグラフィ(画像内の文字の描写)、画像全体のまとまりがよくなったとしています
  • 今後の予定: 広く提供する場合は、「thinking」モードとして提供するか、生成後に「思考を足す」方法として提供するかもしれない、としています
  • フィードバックの募集: どんな画像で効果がある・ないかを、Discord(チャットサービス)の #ideas-and-features チャンネルで募集しています

公式発表で分かることと分からないことを表にまとめます。

項目 公式発表の内容
発表日 2026年10月8日
提供形態 アルファ版サイトでの試験提供
対象プラン・料金 発表されていません
対象のモデル版 発表されていません
日本語への対応 発表されていません
正式提供の時期 発表されていません

日本の企業・学校でどう使えるか

ここからはTERRAISEの考えです。Thinking Modeは試験中の機能なので、すぐに業務へ組み込むよりも、「今の画像生成で困っている点がどこまで改善するか」を確かめる使い方がおすすめです。

業務・授業での使いどころ

業務を「入力 → 処理 → 出力」に分けて考えると、AIに任せる部分が見えやすくなります。次のような場面が考えられます。

  1. 広報・マーケティング部門のバナー案づくり - 入力: 載せたい要素(人物の数、商品の位置、短い見出し文字)を書いたプロンプト - 処理: 通常の生成で要素が抜けた画像を、「Rerun (Thinking)」で作り直す - 出力: 社内検討用のラフ案。最終的なデザインや文字は人が整える
  2. 総務・研修担当の社内資料の挿絵 - 入力: 「会議室で3人が資料を見ている」など、構図を指定した説明 - 処理: 通常の生成とThinking Modeの結果を見比べる - 出力: 研修スライドやマニュアルに入れる説明用の画像
  3. 学校の授業での教材・作品づくり - 入力: 単元の場面や登場する物を指定した説明 - 処理: 教員が教材用の画像を作り、指示とのずれを確認する - 出力: 授業スライドの挿絵や、生成AIの特徴を考える授業の題材

3つ目は、通常の生成と作り直した画像を並べて、「指示のどこが反映されたか」を話し合う題材にもなります。生成AIの得意・不得意を考える授業に使えそうです。

始め方

アルファ版サイトの利用条件は、今回の発表には書かれていません。次は一般的な進め方です。

  1. 担当者が利用条件を確認する: 情報システム担当や推進担当が、自社・自校の契約でアルファ版サイトを使えるかを確かめます
  2. 普段のプロンプトで画像を作る: これまで文字が崩れた・要素が抜けたプロンプトを、いくつか用意して生成します
  3. 「Rerun (Thinking)」で作り直す: 生成した画像を拡大表示で開き、右下の「Rerun (Thinking)」を押します
  4. 結果を見比べて記録する: 指示どおりの物・配置・文字になったかを、元の画像と比べて記録します
  5. 社内で使い方を決める: 効果があった用途だけを、社内ルールに沿って試験的に使い始めます
利用条件の確認、普段のプロンプトで画像を生成、拡大表示から「Rerun (Thinking)」で作り直し、元の画像と見比べて記録、効果があった用途から社内ルールに沿って試す、の5段の流れ図
FIG.01Thinking Modeを試す流れ(一般的な進め方)

注意点

  • 試験段階の機能です: 公式発表は「テスト中」としており、今後の提供形態も未定です。業務の手順に組み込むのは、正式提供を待つのが安全です
  • 料金・対象プラン・日本語対応は未発表です: 日本語のプロンプトや、日本語の文字の描写がどこまで良くなるかは、発表されていません
  • 入力する情報に気をつけます: 未発表の商品名、顧客名、個人情報、児童・生徒の情報はプロンプトに入れないようにします。社内の生成AI利用ルールを先に確認してください
  • 商用利用の条件を確認します: 生成した画像を広告や販売物に使う場合は、Midjourneyの利用規約とプランの条件を確認してください
  • 文字は人が最終確認します: 文字の描写がよくなるとされていても、誤字や崩れが残ることを前提に、公開前に人が確認します

TERRAISEに相談する

画像生成AIを資料づくりや授業にどう取り入れるかは、業務の流れや社内ルールによって変わります。今回の発表を自社・自校の業務にどう当てはめるかは、60分の無料相談で一緒に整理できます。社員向けの研修はAX Academy、学校での活用は教育機関向けAI教育のページもご覧ください。

出典(2026年10月10日 04:03 確認)

製品名・機能・提供範囲・料金は変わることがあります。導入前に必ず公式情報をご確認ください。

TERRAISE代表 舟橋遼亮のポートレート

Supervised by — 監修

株式会社TERRAISE 代表取締役CEO 舟橋 遼亮

2025年2月に株式会社TERRAISEを創業。お茶の水女子大学 外部講師、Google AI Student Ambassador(2025年)を務める。上場企業や全国の高校などで、AIの活用を実際に指導している。

執筆:株式会社TERRAISE(公式発表をもとにAIで下書きし、出典と照合して掲載)。公開日:2026年10月10日

よくあるご質問

Q01MidjourneyのThinking Modeとは何ですか?

Midjourneyが試験している画像生成の新しいモードです。生成した画像を「Rerun (Thinking)」で作り直す形で、テストではプロンプトへの忠実さ、画像内の文字の描写、画像全体のまとまりがよくなったとしています。

Q02Thinking Modeはどこで使えますか?

公式発表では、アルファ版サイト(alpha.midjourney.com)で試験提供されています。生成した画像を拡大表示で開き、右下の「Rerun (Thinking)」を押して使います。対象プランや料金は発表されていません。

Q03日本語のプロンプトや日本語の文字に対応していますか?

確認日(2026年10月10日)時点で、公式発表には日本語への対応について書かれていません。試す場合は、日本語の文字が崩れないかを人が確認してください。

まず、御社の「あの業務」を、ひとつ教えてください。

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