Google、Geminiの連携アプリを拡充。Adobe・Airtable・Linearなどを会話から操作

GoogleはGeminiのConnected Appsに、Adobe、Airtable、Linear、monday.comなどの外部アプリを追加すると発表しました。追加されたアプリ、接続方法、企業・学校での使いどころ、データの扱いの注意点を整理します。

Geminiから業務アプリを操作できる(AIニュース|Google/9月23日発表)
Vendor
Google
Announced
2026.09.23
Published
2026.09.26
Checked
2026-09-26 19:44
Reading
約6分
Supervisor
舟橋 遼亮(代表取締役CEO)

GoogleはGeminiの「Connected Apps(連携アプリ)」に、Adobe、Airtable、Linear、monday.comなどの外部アプリを追加し、順次提供を始めました。タブを切り替えずに、Geminiとの会話からプロジェクト管理やデザイン作業を進めやすくなります。

この記事は、Googleが2026年9月23日(米国時間)に公開した公式発表をもとに、2026年9月26日時点の情報で書いています。

何が発表されたか

Connected Appsは、Geminiと他のアプリやサービスをつなぎ、会話の中でそのアプリの情報や機能を使えるようにする仕組みです。今回の発表の要点は次のとおりです。

  • 提供開始: 2026年9月23日から順次提供(ロールアウト)が始まりました。
  • ねらい: タブを行き来せずに、プロジェクト管理、クリエイティブ素材の作成、運動の計画などを1か所で進められるようにすることです。
  • 追加されたアプリ: 「生産性」「クリエイティブ」「ライフスタイル」の3分野にわたります(下の表)。
  • 使い始め方: Geminiの設定からアプリを接続します。チャットで「@」を付けてアプリ名を入力するか、直接頼む形でも呼び出せます。
  • 料金・対象プラン・対象地域・対応言語: 今回の発表では発表されていません。
分野 追加されたアプリ 発表で挙げられた用途
生産性 Airtable、Linear、monday.com、PandaDoc、Wispr AI、Zoho プロジェクト管理、データベースの整理、メモの口述入力など
クリエイティブ Adobe、Picsart、Squarespace、Webflow アイデアの具体化、ビジュアル素材のデザイン、Webサイト制作
ライフスタイル apartments.com、Experian、Peloton、SeatGeek 物件探し、信用情報の確認、運動の計画、イベントのチケット探し
生産性、クリエイティブ、ライフスタイルの3分野に分けて、追加されたアプリと主な用途を示したカード図
FIG.01今回追加されたConnected Appsの3分野

なお、Googleのヘルプページでは、Connected Appsで使えるアプリは、アカウントの種類、国、言語、端末、Geminiアプリの種類によって異なると説明されています。

日本の企業・学校でどう使えるか

ここからは、TERRAISEの考える使い方の提案です。実際にどの操作ができるかは、各アプリの接続後に確かめる必要があります。

業務・授業での使いどころ

1. 開発・企画部門のタスク整理(Linear、monday.com、Airtableなど) - 入力: 会議メモや要望の一覧 - 処理: Geminiが論点を整理し、タスク案に分ける - 出力: 管理ツールに登録するタスクの下書き

会議後の「議事録からタスクを起こす」作業を短くする使い方が考えられます。登録前に担当者が内容を確認する運用がおすすめです。

2. 広報・マーケティング部門の素材づくり(Adobe、Picsartなど) - 入力: 告知したい内容と使う場面(SNS、チラシなど) - 処理: Geminiとの会話で方向性を固め、連携アプリで素材案を作る - 出力: バナーや告知画像のたたき台

最終の仕上げと、ブランドの規定に合っているかの確認は人が担う形が現実的です。

3. 学校の校務での情報整理(Airtableなど) - 入力: 行事の準備項目や担当者の一覧 - 処理: Geminiが項目を整理し、表の形にまとめる - 出力: 教員間で共有する管理表のたたき台

生徒の個人情報を含めない範囲の校務から試すのがおすすめです。

始め方

  1. 情報システム担当が、使うのが個人のGoogleアカウントか、仕事用・学校用のGoogle Workspaceアカウントかを確認します。
  2. Workspaceの場合は、管理者がGeminiへのアプリ接続を許可しているかを確認します。ヘルプページでは、対象となるWorkspaceのエディション、「Keep Activity」の設定、管理者による接続の許可が必要とされています。
  3. 試行担当者が、Geminiの設定にある「Connected Apps」から、自社で契約しているアプリを接続します。
  4. チャットで「@」を付けてアプリを指定し、社外秘を含まないテスト用のデータで動作を確かめます。
  5. 確かめた結果をもとに、使ってよいアプリと入力してよい情報を社内・校内のルールにまとめます。

注意点

  • データの扱い: Googleのプライバシーハブでは、Gemini経由で外部サービスを使うと、そのサービスが自社のプライバシーポリシーに沿ってデータを扱うと説明されています。接続前に各アプリの規約を確認しましょう。
  • 削除の範囲: アプリの接続を解除しても、Geminiアプリアクティビティのデータは削除されません。また、Geminiのアクティビティを削除しても、他のアプリがすでに受け取ったデータは削除されません。
  • 提供範囲が未確定: 日本での提供、日本語での動作、料金、対象プランは、今回の発表では示されていません。順次提供のため、すぐに表示されない場合もあります。
  • 仕事用・学校用アカウント: 今回追加された外部アプリが、Workspaceアカウントで使えるかは発表では明記されていません。管理者の設定と合わせて確認が必要です。
  • ライフスタイル分野: 物件探しや信用情報などの個人向けサービスが中心で、業務での利用には向かないものが含まれます。

TERRAISEに相談する

外部アプリとの連携は、どの業務の、どの工程をGeminiに任せるかを決めてから試すと効果を確かめやすくなります。自社・自校の業務への当てはめ方は、60分の無料相談で一緒に整理できます。社内への定着を進めたい場合は研修(AX Academy)、学校での活用は教育機関向けAI教育もご覧ください。

出典(2026年9月26日 19:44 確認)

製品名・機能・提供範囲・料金は変わることがあります。導入前に必ず公式情報をご確認ください。

TERRAISE代表 舟橋遼亮のポートレート

Supervised by — 監修

株式会社TERRAISE 代表取締役CEO 舟橋 遼亮

2025年2月に株式会社TERRAISEを創業。お茶の水女子大学 外部講師、Google AI Student Ambassador(2025年)を務める。上場企業や全国の高校などで、AIの活用を実際に指導している。

執筆:株式会社TERRAISE(公式発表をもとにAIで下書きし、出典と照合して掲載)。公開日:2026年9月26日

よくあるご質問

Q01GeminiのConnected Appsに追加されたのはどんなアプリですか?

生産性分野ではAirtable、Linear、monday.com、PandaDoc、Wispr AI、Zoho、クリエイティブ分野ではAdobe、Picsart、Squarespace、Webflow、ライフスタイル分野ではapartments.com、Experian、Peloton、SeatGeekが挙げられています。2026年9月23日から順次提供が始まりました。

Q02日本や日本語で使えますか?料金はかかりますか?

今回の発表では、対象地域、対応言語、料金、対象プランは示されていません。Googleのヘルプページでは、使えるアプリはアカウントの種類、国、言語、端末などによって異なると説明されています。

Q03会社や学校のGoogle Workspaceアカウントでも使えますか?

ヘルプページでは、仕事用・学校用アカウントでConnected Appsを使うには、対象となるWorkspaceのエディション、Keep Activityの設定、管理者によるアプリ接続の許可が必要とされています。今回追加された外部アプリがWorkspaceアカウントで使えるかは、発表では明記されていません。

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